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万歳!
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すみません!アップが遅くなってしまいました。

年末から続いたURASUJIが本日ついに終了致しまして、只今打ち上げの真っ最中です!

いやぁ凄かった。
今日のライブに集まった皆様は本当に熱かった!
どよめきに近い歓声の中、その舞台に立てたことに本当に感謝感激でした!!

劇場に足を運んで下さった皆様、この場をお借りして心から御礼申し上げます。

みだれ・再演・ライブと前回以上に長く険しい公演でしたが、楽しかった!!と今充実感に満たされております。

さあ!この勢いのままに2008年を突き進んで参りますよ!


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上機嫌の先輩方♪
お疲れ様でした。
小島啓寿 | 03:01 - -
今年もありがとうございました!
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大晦日です!
2007年も残す所数時間。

いつもながら、ああ今年もあっという間だったなぁなどと思ってしまう今日この頃、思えば今年も野田マップに始まりURASUJIで締めるという、まさに演劇漬けの一年でした。

来年もよりいっそうの演劇漬けの年にすべく、そして夏の本公演「ダルマ」に向けて今年以上に頑張っていきたいと思います。

さてその前に「みだれ」の千秋楽です!
本当に毎日いらっしゃるお客様もいて、感謝感激のうちにラストステージを迎えました。

もちろん年明けには再演、そしてスペシャルライブと控えていますが今年の締めとしてビシッと決めてきます!

それでは皆様良いお年を。

小島啓寿 | 16:22 - -
色えんぴつ第五話
「運命の輪」

小さな悪魔が僕の耳元で囁いた。
列車の音は、この悪魔の足音だったのかもしれない。
車窓の向こうで流れ行く景色が徐々にぼやけだし、夢と現の境界線は曖昧なものになってゆく。
睡魔という名のそれは、容赦なく僕を眠りの世界へとイザナう。

だが、僕にはこの誘いを断る理由はなかった。
抗う事無く、悪魔との契約書にサインをして僕は深い眠りの世界へ旅立った。

...そう、僕は疲れていた。


報せは突然やって来た。


休日の午後、一人図書館で静かなひと時を過ごすのが僕の唯一の楽しみだ。
家から10分程歩いた先にある市営図書館。
昔は木村何某とか言う華族のお屋敷だったらしく、入り口には見事な藤棚がありこの小さな取り立てて何も無い町の、ちょっとした観光スポットになっている。
まあこんな所に観光に来る物好きはいないだろうが。

さておき、僕はこの図書館がけっこう気に入っている。
ここにいる間は、都会の喧騒や煩わしさを忘れることができるのだ。


その日もいつも通り、僕は図書館にいた。
手に取ったのは推理小説。
南海の孤島で起きた奇怪な連続殺人事件の真相を、探偵が今まさに解き明かそうとしたその時だった。

携帯がけたたましく鳴り響いた。
マナーモードにするのを忘れたことに後悔しつつ、慌ててロビーに走った。

ディスプレイには「実家」と出ていた。


「もしもし、ユウ?」

「何、母さん?どうしたの。」

「ユウ...お父さんが...倒れたの。」


思えば、それが全ての始まりだったのかもしれない。
勿論その時の僕には知る由もないのだけれど。


...運命の輪がゆっくりと動き出した。
小島啓寿 | 14:30 - -
クリスマスは下北沢で!
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さぁついに初日を迎えましたURASUJI!!
世はクリスマスイヴですが、下北沢は幕末の熱い風が吹き荒れております!

寒さ厳しい毎日ですが、スズナリで一足早く春をお届けします!

只今急ピッチで本番に向けて準備が進んでおります。

さぁあと一時間程で開演だ!

え〜初日2ステージが終了しました。
演劇を始めて十年になりますが、初日に昼夜と二回公演をしたのは初めてなんじゃないかな?

とにもかくにもホッとしました。
さて、明日も盛り上がっていきますよ!
自由席の方はまだまだとれるそうなんで、皆さん是非ともおこしください!
小島啓寿 | 13:59 - -
色えんぴつ第四話
「ホワイトアウト」

夜明け前の空を見ていた。
ベッドの上、膝を抱えたまま独り、明けていく外の世界を私は見ていた。
また「今日」が始まる。
いつもと変わらない、何もない「今日」が…

いつからこうしているのだろう?
そして、いつまで続くのだろう?

小鳥の囀りも、咲き乱れる草花も、暖かな春の訪れも、今の私には真っ白に塗りつぶされて見える。

ナゼワタシハイカサレタノカ

いっそこのまま私も、真っ白な世界に消えてしまえればどんなにか楽になれるだろうに…

「おはよう、今日も良い天気ね。」

すっかり陽が顔を見せ朝が訪れる頃、彼女は部屋にやってくる。
勤勉な彼女は毎朝一分と違うことなく、一日の始まりを告げる。
山崎美樹、私を担当している看護婦。

「おはようございます美樹さん。」

「熱はだいぶ下がったみたいね、気分はどう?」

「少し頭痛が…でももう大丈夫です。」

「無理しちゃ駄目よ。焦らずゆっくり治していきましょう。」

「…はい。」

美樹さんはいつも暖かい笑顔をくれる。
そして私の事を心から心配し、励ましてくれる。

=でもね美樹さん、私はもう真っ白に塗りつぶされてしまったの=

「そうだ、今度裏山の公園までお散歩しない?もう少ししたら桜が見頃なのよ。良い気分転換になるわ。ねっ、そうしよう栞ちゃん。」

窓の外から子供達の笑い声が聞こえる。
私にもそんな頃があったのだろう。
笑ったり泣いたり、たくさんの思い出があったのだろう。

ナニモカモ
ナニモカモ
ナニモカモ
真っ白に…

全ては塗りつぶされてしまった、自分の名前すら。

=ねえ美樹さん。私はもう何も覚えてないの。だから消えてしまうの=
小島啓寿 | 00:32 - -
ラストスパート開始!
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今年もあと二週間で終わりますが、URASUJIはまさに一週間後の今日初日を迎える訳です。

さあ残り一週間、ラストスパートかけていきますよぉ!!

今日は衣装パレードがありまして、色とりどりの衣装達がやって来ましたよ♪

前回にも増して豪華な今回の衣装。
僕らは特に何役もこなすので、必然的に衣装もたーくさんあって、しかも早替えなんかもするんで、着替えの段取りも綿密に練っておかないといけないんです。
大変だけど、楽しい瞬間ですね。

皆さん僕らの着替えっぷりにも注目してみて下さいね!

小島啓寿 | 20:10 - -
色えんぴつ第三話
「バッドモーニング」

憂鬱だなと思った。

ただでさえ朝が好きではないというのに、今朝の寝覚めは最悪だ。
なぜあんな夢をみたのだろう?
今更あの時の事なんかを、もう十年以上も前の事なのに…


まだ薄暗い部屋の中に、窓から一筋の光が差し込んでくる。
僕は窓を開けてみた。
見慣れた街並みを、青紫の早朝の空が包み込んでいた。
不意に爽やかな春の風が髪を撫でていった。

柔らかな光はほのかな温もりを秘め、優しく降り注ぐ。
僕はその光が、この憂鬱な気持ちを少しでも浄化してくれる事に期待してみたが、やはり無理な話のようだ。


ふと足元を見ると、野良猫が我が家のベランダを不法占拠して悠然と寝そべっている。
いつの頃だったか、この無法者は我が物顔で人様のベランダにやってきてはこうして寛ぐようになった。
こいつは、体の毛は白いのに鼻の下の毛だけが黒くて、まるでちょび髭みたいに見えるところから、
「ちょび」

と僕は呼んでいる。
まったく気持ち良さそうに寝ているものだ、まるで僕を皮肉るように…

少し悔しくなったので脅かしてやろうと近づくと、ちょびはそんな僕の企みを見透かしていたかのようにスッと起き上がり、あっと言う間に走り去っていってしまった。

作戦は失敗に終わった。

「何やってんだろ…」

まだ頭の中に鮮明に残っている少女の姿。
朝焼け滲む春の空に、遠い思い出を映してみる。

「…栞」

もうその名を思い出す事はないと思っていた。
陽の光が目にしみた。
静かに、だが確かに、街は今日と言う日を刻み始めた。

小島啓寿 | 23:25 - -
色えんぴつ第二話
「青い記憶」

明星輝く空は闇を滲ませていた。
風が頬を撫でていく。
あの時の若い草のにほいを、僕は今も覚えている。

「なんで何も言えなかった?」

言いたいことがあるはずだった。
否、「言わなければならないこと」があったはずだった。
だのにこの口は肝心な時に、強固な城門のように堅く閉ざされたまま、心は石のように固まったままだった。

泣いた。
ただただ泣いた。
声をあげて、行き場のない後悔の想いをぶつけるように。

少女の言葉が何度も頭の中に響いていた。

「じゃあね、ユウ君…」

遠い日の思い出。
もうすっかり忘れていたはずだった。
もう思い出すことはないと思っていた。
その日夢の中で再びあの悲しい瞳を見るまでは。

「じゃあね、ユウ君…」
小島啓寿 | 21:49 - -
通な見方です
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いやぁ一週間経つのがあっと言う間ですね。
ウラスジの現場は、毎日熱気に包まれています。
ここ何日かは、魅せ場の一つでもあるらすとの大立ち回りの稽古に費やしました。

前回殺陣をつけてもらった時を遥かに超えるボリューム!
入れ替わり立ち替わり人が入り乱れそれはもーカッチョイイ殺陣に仕上がってますよ!

さて、そんな殺陣シーンを楽しむ際の通な見方を今日は紹介致します!
それはズバリ僕らの斬られっぷりです。
縁の下の力持ち、メイン所を盛り立てる僕らカムカム若手陣の、全身全霊の斬られっぷりを是非注目してみて下さい!

いやぁ凄い芝居ですよ!
お楽しみに!!


えーお楽しみと言えば、こちらも忘れちゃいけませんぜ。
色えんぴつ第二話、どうぞ〜☆
小島啓寿 | 21:49 - -
色えんぴつ第一話
「茜色の光」


泣いていた。
少女はただ黙ったまま、大粒の涙をこぼしていた。
僕もまた、何も言えずに少女を見つめていた。
西の空を染める茜色の光が、零れ落ちるその雫をキラキラと輝かせていた。

「もういかなきゃ…」

少女は必死に涙を止め、掠れるような声でやっとそれだけ呟いた。

「…うん」

僕は何を言っていいのか分からなかった。
考えれば考えるほど、頭の中から言葉が消えていく。
それでも必死に、必死に考えてやっと出た言葉だった。
…情けなくて消えてしまいたいと思った。

「じゃあねユウ君。仲良くしてくれてありがとう」

それだけ言うと、少女はクルリと踵を返し走り出した。
どんどん小さくなっていく少女の背中を、僕はただ呆然と見ていた。
やっぱり言葉は出てこなかった。

やがてその背中が完全に見えなくなった時、僕は頬に温度を感じた。

涙だった。

小島啓寿 | 21:33 - -
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