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明け暮れ
当たり前のことですが、このところ毎日カムめくりの話題は軍団稽古一色。
稽古時間は毎日14時〜20時。皆午前中は洗濯したり台本憶えたり、ぎりぎり
までバイトしたりして13時頃からぼちぼち稽古場に集まりだし、みんなそれ
ぞれにアップ。
今回はカムカム名物であるアップのビーチボールサッカーもないので、
各自思い思いのアップ。
先日は小島が持ち込んだ、なんだか私にはよくわからない診断?のような
本を見ながらみんな揃って何やらやっていました。
色々な動きをする際に、Aというやり方とBというやり方、どっちが自分に
とってやりやすいかで、自分の体と身体能力の傾向を診断するものと推察
しましたが、確かなことは不明。
ただ、休憩時間に皆が小島に「さっきの答え合わせして!」だの「さっきの
占いの答え見せて」だの言ってたの見る限り、あまり趣旨を理解していない
人が多数いる模様。
そもそも何を占う占いだと思ってるんだろう?

稽古開始時間に演出家がいない日もあり、そんな日は演出助手の康子の仕切り
でシーンを作ったり、集団での動きをおさらいしたりの自習時間も。
台本を渡された時点では誰がやるか決まってない役もあり、実際に読み合わせ
や立ち稽古してみて決まることも多いため、いわゆる中堅劇団員達の間には
静かな戦いが・・・。
普通の稽古場は、食事は可でも飲酒は禁止なのですが、今回は久々に飲んだくれ
てもいい稽古場のため、もはや決して若くない若手劇団員と吉田っちセンパイと
いう稽古場飲みの様子がアップされていましたが、戦いは戦いとして、稽古が
終われば和やかで楽しい飲み会。なんか皆がこんないい顔してるの久しぶりに
見るなあ。

明日は軍団プロモーションのためラジオに出演する八嶋さんのお供で東京FMに
行って参ります。明日は収録だけで、実際のオンエアは10月上旬の予定。
またカムカムHPでもお知らせしますので〜。
あーチケットも発送しなくちゃだわ。
カム象 | 23:58 - -
シャウト&スクリーム
先週末は名古屋・奈良の前売発売日でした。
ちょっと用事があって奈良公演の会場であるやまと郡山城ホールに電話をしたら
ずっと電話中で全くつながらず、たくさんご予約頂いてるんだなあと有り難い
キモチになりました。
奈良限定特別企画第一弾の松村武ワークショップも申込み初日で定員に達した
そうで。第二弾も考えてますのでお楽しみに〜。

先日ある公演のキャスティング会議に出席する機会がありまして。
最近話題の劇団とか、若手注目劇団とか、もっと見ないとダメだなと反省しました。
12日から「軍団」稽古が始まりますが、その合間を縫ってイマドキの芝居を観に
行こうと思っております。
観たことない劇団の芝居を観るのって楽しみだけどバクチ的要素も大きいですよね。
作品によってアタリハズレもあるし。

暗転中(芝居中に舞台も客席も真っ暗になること)に、そこにいない人の名前を
のどいっぱいに呼んでいる時があります。もちろん実際には声は出さないんだけど。
大概それはそこの芝居のではない演出家の名前であることが多いのです。
そんな大声で呼びつけて一体ご用は何かというと、要するに「タスケテ!」と
呼んでいるのです、真っ暗闇で声も出さずに。
「ココカラダシテ!ツレテッテ!」
半分仕事で芝居を観るようになってから、面白くないだのつまらないだのでは
いちいち怒ったりしなくなりましたが、暗転中に叫ぶのだけはいつになっても
止まらないようです。(今観た芝居が面白くなかったんじゃワレコラワレコラ
的な迷惑メールをその芝居に全く無関係な人に送りつけるのも直らないけど)
私は多分演出家好きなお客さんなので、いい時もそうでない時も一本の河の
流れのように見続ける、見届けるというキモチで見ている演出家が何人かいます。
暗闇で呼びつけるのはそんな人々の名前のようで、まあ呼んでみて我に返って
ああ、この世にはまだこの人もこの人もこの人もいるもんっ。芝居って捨てた
もんじゃないもんっ。と気を取り直した頃、明転(照明がついて明るくなること)
ってダンドリ。

メタファーとは言え、暗がりで夢中で名前を叫ぶとかいう若干なまめかしい状況
(お呼び立てする中には女性の演出家だっているんだけど)に最も相応しくない
ポジションにいらっしゃるので、自分とこの演出家の名前だけはさすがに呼ばない
もんだなあとかぼんやり考えてたら、なんと珍しく当の本人を発見。
芝居観に行って劇場でハチ合せするのは年に一回あるかないかの確率なのです。
何かしら、「軍団」執筆が順調なのかしら。(願望)
私は呼ばないけど、誰かつまらない芝居の暗転中に松村武の、カムカムミニキーナ
の名前を(心の)声を限りに呼んでくれる人はいるかしら。(お祈り)

水曜日のブログ(ポエム)がどんどんアバンギャルドになってきて、最近知り合い
から「れみは大丈夫なの?」と心配されている田端玲実さんから、「今度の稽古場
では是非稽古場掃除係をやらせて欲しい」とメールが来ました。
以前は稽古前になると毎回「ウィークリーマンションっていくら位かかると思う?」
というメールが来たもんです。毎回。そして毎回「前○○さんが稽古で一ヶ月借りた
ときは中野で■万円だったけど、何、また家出?」と同じ答えを返していました。
稽古前になると不安定になるらしく、毎回プチ家出を企んでは頓挫していた田端さん、
今度は何を思いついたんだかと「どうしたの?今度は風水?」と尋ねたら、
「ううん、格言」というお返事。
意味は全くわからないけど、まあいいや。稽古場お掃除よろしくね。
カム象 | 23:54 - -
ひとやま
昨日は「軍団」一般前売でした。それに先立つファンクラブ優先予約、
劇団先行予約をご利用頂いた皆様、誠にありがとうございました。
とりあえずチケット発売という山を越えましたが、満員御礼で千秋楽を
迎えるまではまだまだ続く谷やら山やら。

「暑くて死んじゃう!」とゆーのが全くシャレにならなかった猛暑も
ようやく峠を越え、軍団稽古前のひととき、劇団員は皆それぞれに
夏の終わりを堪能したようで。見事にそれぞれバラバラ。意外と普段は
こんなもんなのです。稽古〜本番〜旅公演となれば毎日イヤとゆーほど
一緒にいるんだし…。

夏のひとやまと言えば恒例の座長の夏山登山も無事終了したようで。
天気が悪く、北アルプス方面には大雨警報が出ていたので、事務所の
マネージャーさんは気をもんでいたようです。
登り出したら携帯もつながらないし、下界からは一切連絡がつかないので、
「ニュースにならないってことは無事ってことですよ」と言っても
こればっかりは慣れるしかないのですね。
そう言えばカムカムに来たばっかりの頃はなんかあったらどーすんだよ〜
とハラハラ下山を待ってたものですが、5年も経った今は、あの方の運命が
必要とするなら無事帰してやって下さいナという、なげやりというより
丸投げな一種神頼みみたいな境地になってます。
あっ、帰ってきた、ってことはまた生かされたのか〜と。
でも一緒に登ったひとびとのことはほんとに心配なので無事でなにより。

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こちらは一昨日から我が家の一員になりました金魚ちゃんです。
先行予約の後、町内のお祭りで金魚すくいを見つけて、ついつい…。
赤くて小さくて素早くて、なんともかわいかったから仕方ないのです。
もちろん我が家には水槽なんてないので、とりあえずケンタッ●ーフライド
チキンのおまけだったちび洗面器に入れてみましたが、黄色に赤が映えて、
これがまた。
水槽買ってやらないといけないんだけど、しばらくはこれでもいいんじゃ
ないかなと。買いに行くのもおっくうだし。
まだ誰がゴハンくれる人かわかってないらしく、人影が近づくと狭い洗面器
の中をダッシュで逃げまどう姿がまたかわいい。
あ〜あ、これから地方公演もあるのに〜。あんまり構わない飼い主だから、
各自頑張って生き抜くよーに。


カム象 | 23:59 - -
みただよ
今日はカムカム看板女優プリタこと藤田さんの提案で、カムカムが所属してる
事務所のお食事会が開催されました。
藤田さんが先日ゲスト出演した「ひらり、空中分解。」という劇団の演出家で、
同じ事務所に所属してる郷田ほづみさんを囲んで大久保で中華。
紹興酒をね、3本空けたですよ。出席者は8人いたけど藤田さんともう一匹の
うわばみの二人で一本ずつ飲んでただよ。おら見ただよ。

070827_2004~0001.jpg
はじめて北京ダックを食べたので写真を撮ってみました。

劇団と違って所属事務所の役者さん同士はあまり交流がなく、マネージャーと
役者が同じテーブルでお酒飲んだりごはん食べたりすることはほとんどないの
ですが、がんがん飲み干した紹興酒のおかげか、とても愉快な会になりました。
たぶん皆と別れてほろ酔い気分で書き立てほやほやの藤田さんのブログ「日刊
藤田記子」はこちら

所属の役者さんかわりばんこに囲んでこーゆー会やったら楽しいだろうなあ
みたいな話になったところで、事務所のHP(携帯未対応です!ごめんなさい)
載ってる順だと郷田さんの次はうちの松村センセイだ!
でも座長サマは「軍団」台本シッピツに加え、年末にやる「URASUJI」の台本も
書かなきゃだし、毎夏恒例の山登りも行くんだろうから、もうちょっとあ〜と〜で〜。

070828_0035~0001.jpg
今日は軍団ポスターを入稿してきました。新宿〜阿佐ヶ谷の中央線沿線と下北沢
などを中心に、飲食店と劇場に約120枚が貼り貼りされる予定。
もちろん各地方公演の劇場でも見られます。

チケット前売開始も間もなく。
今回はいつも一番予約の多い土日の昼公演が一回しかないので、予約が集中する
かもですが、たくさん席キープしてお待ちしてます。
先行予約ってなかなか電話つながらない!とゆー方は便利なweb予約がおすすめです。
詳細はカムカムHPからどうぞ

カム象 | 23:57 - -
ねばねば
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この所ろくなものを食べていない…というよりろくでもないものばかり
食べているせいか、カラダがなんか野菜食わせろと要求するので、深夜まで
やってるスーパーで、「なんでも食べたいものをカゴに入れなさい」と
ワタクシ自身を解き放った所、カゴの中にはみょうがとシソが。

これだけではゴハンにならんので、みょうがとシソを使った料理を…と
カゴをぶらさげたままスーパーの店頭で考えていましたら、検索にひっかかった
のは劇団員の佐藤恭子が自分のブログに「どろどろレシピ」
としてアップしてた納豆料理。
こんな時携帯で見られるブログは便利よねんと恭子のレシピに載ってた
トマトとそば、あとねばねばついでにオクラと長芋も買い足し、さっそく
作ってみました。
恭子のブログには混ぜ混ぜする前の写真が載ってたんだけど、うっかり
混ぜてから撮ってしまったので。
ごめんなさい、嫌いな人にはたまらん絵ヅラですね。

レシピには麺ツユと塩で濃いめに味つけすると書いてありましたが、
冷蔵庫にある麺ツユだと思ってた瓶が実はポン酢だったことが判明してガッカリ。
仕方なく、だし汁に醤油で薄めに味つけた汁を作ってぶっかけ風に
びしゃびしゃっとかけまわし、そばごとぐじゃぐじゃかきまぜて、あとひと味
足りないので紅しょうがも混ぜこんでねばねばずるずる頂きましたが、
大変おいしゅうございました。
野菜も山盛り食べられて、ワタクシの内蔵くん達も大満足。

さてさて、夜食をすすりこんだ所で、明日の朝までに「軍団」先行予約の
告知をカムカムHPにアップしねばねば。

■「軍団」劇団先行予約
9/1(土)11時〜17時
03-5469-2854(先行当日限り)
便利なweb予約(携帯可)もご利用下さい
誰でも申込できます(事前登録・申込不要)

■「軍団」ファンクラブ限定優先web予約
8/30(金)正午〜8/31(金)22時
web予約のみ(電話予約はありません)
ファンクラブ会員のみ利用できます

カムカムHPはこちらから

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こちらの写真は先日「軍団」宣伝用のコメント録りをした時の八嶋さん。
9月に公開になる劇場版「HERO」の宣伝もあってなかなかスケジュールが
取れない八嶋さんをつかまえるには…と録音機材持参のTBSラジオの方と
二人で撮影後のテレビスタジオの楽屋におジャマしてきました。

この時録音したコメントは、主催のTBSラジオさんで8月25日の深夜に
OAされる、原口あきまささんの赤坂エンタメ亭の中で流れます。

せっかくのチャンスなので、スポットCM用のコメントも頂き!
スポットCMとはラジオで番組と番組の間に随時流れる告知のことです。
TBSラジオを聴いてるといきなり八嶋さんの声が聞こえてくるかもかも。
カム象 | 23:51 - -
ひえー!!
ごめんなさいごめんなさい!もうまったく曜日感覚なくて今月曜日だと
気づきました(いや、大幅に間違ってるっつの)
すみません、とっとと火曜日分をアップしたいみちるさんを待たせて
いるんだな、きっと。ごめんねごめんね、ごめんなさい。

カムカムHPにチラシ画像&公演情報をアップしました。
今回のチラシ結構好評なんですが、いかがですか?皆様。

はじめの打合せの段階では、あんまり作りこんで誰だかわからなくなるより
髪型とかそのままでいいよねってことになってたようですが、撮影当日、
火消し姿の亀岡を最初に撮ったあたりで、撮影隊に火がついてしまいまして。
よーくよく見ると、亀ちゃん相当面白メイクをされてます。いかつい体躯とは
裏腹に意外とかわいい亀の顔が、劇画調。メイクというよりラクガキ的なかんじで、
眉毛描き用のペンでぐりぐり描かれてます。

その後の恭子のリーゼント姿を撮り終えて、松村さんの撮影。
まあなんとなくおわかりの通り、西●警察の某団長にリスペクトを捧げた感じ
で撮影したかったのですが、阿佐ヶ谷スパイダース地方公演の合間を縫っての
撮影、しかもその後「ラヴ・レターズ」本番を控えた座長をいくら似合うとは言え、
角刈りにするわけにいかず、形状記憶剛毛と呼ばれる実直すぎるおぐしを
無理から七三に分けて撮影。
大阪行きの新幹線に飛び乗る松村さんを見送った後、ちょっとだけ撮影スケ
ジュールに余裕ができたカメラマンさんが、PCでちょいちょいと頭髪の辺り
をいじり、阿佐スパのために剃るわけにいかなかったヒゲも、うまい具合に
なくしてもらったら・・・これすっかり団長じゃないのっ!!

この辺りでギアがトップに入ってしまった撮影隊。
オジさん(元ネタの方の名前がわからないのです・・・)に化けねばならない
藤田さんのメイクが七割方できた辺りで一時私は撮影現場を抜けたのですが、
スタジオに帰ってみると・・・。
ふ、ふじたさんが・・・おじさんだ・・・。
実際カムカムHPの公演情報のページの写真を見て頂けると早いんですが。
お、おじさん。
そしてガン見。
写真見た三人に一人は原金さん(俳優の原金太郎さん)出るの?と訊いてきます。
藤田さんの持ってるカバン、チラシディレクション(と、演出助手)の康子が当日
たまたま持ってた私物です。なんか持たせようってなって、カバン肩にかけたら
「吉村センセイ(←エジプト発掘の)だーっ!」と大盛り上がり。
こーゆー現場のノリで撮った写真の方が確実に面白くなるんですね、チラシって。

もはや完全に燃え盛っている撮影隊、次に控える難問は吉田先輩。
今までチラシ撮影では帽子を被っていることが多く、そして前頭部さえ隠れていれば
相当な男前(1990年代風の)に見える吉田先輩ですが、今回は帽子・ヅラなどを使用
しないというコンセプトで撮影しているので、いかに頭部の困難を克服してMr.布施
に見せかけるか?
チラシディレクションの仕事の範疇を完全に逸脱していまやメイクさんとなった康子
のスタイリングで、意外とすんなり頭部はソレらしくなりましたが、これまた意外な
所に落とし穴が。姿がいいので割と普段はわからないのですが、吉田先輩は華奢だ。
フセ氏だってそんなにマッチョじゃないけど、それにしても衣裳に包まれた吉田先輩の
体は風に揺れる可憐な山百合のよう。服を着てても、角度やらポージングやらで
ごまかすのは不可能と判断された吉田先輩、仕方なくタオルやなんかで必死の体形補正
をして、撮影にこぎつけたのですが、カメラマンの宮木さんと康子は浮かぬ顔。
「な〜んか似てないんですよねー。」「うん、なんか違う」
当初は別に似てなくていいってことだったし、いかんせん本人全然別人ですし、まあ
こんなもんじゃないかしらと思う私を尻目に、二人が取り出したのは油性マジック。
ポイントは目元のホクロだったようです。
細かいんだけど、意外とこーゆーとこなんだなー。

翌日はドラマの撮影で一人だけ写真撮影日が会わなかった八嶋さんの撮影。
衣裳を着けて、一応髪型もソレ風に分けてみましたが、八嶋さんはもともと短髪なので
なかなか雰囲気が出ず、かと言って今からカツラ用意するわけにもいかず・・・。
と、やおらメイク台に置いてあったティッシュを頬張る八嶋さん。
「これちょっと雰囲気出たやろ?」
た、たしかに。
ティッシュでは長時間の撮影中に口の中で溶けてしまうので、とラップをご所望。
なるほど・・・コントやってる人は違うわー。
はじめはこちらで用意してあった濃色の三つ揃いを着て撮っていたのですが、撮影した
デジカメの画像を見て、「ゆーじろーさんはやっぱ白ジャケ(白ジャケット)やろ」と
ジャケットを脱いで肩にひっかける。
じょじょにボス風味出てきましたよー。
撮影の間にボスはやっぱブランデーでしょ、とブランデーグラスを買いに走った
小道具さんが戻ってきて、グラス(ジャワティー入り)を傾ける・・・。
ボ、ボスっ!
なんの事件もないのに居合わせた撮影隊がむやみに殉職しまくりそーな雰囲気に
なる中、ボスは静かに着替えていつもの八嶋さんに戻り、「今日撮影休みやから
舘ひろしさんとゴハン食べにいく」と去って行きました。
恭子バイク


チラシの写真はその時のままでなく、実はカメラマンさんがちょこっとデータを
細工して下さってます。ポイントはやっぱり髪型!
長くするのはもちろんですが、似せポイントは実はオデコの広さだったよーで。
デジカメってなんでもできるんですねえ〜。

こんな時代になっても相当人様に迷惑かけながらアナログに手仕事ちっくに、
そしてその場の勢い重視で作られるカムカムチラシ。
作品自体も相変わらずのアナログです。
実は「小軍団」の時、阿佐スパ旅公演中の作家から送られてきた台本に、何も
書いてないホワイトボードにカタカタという音がして掟の文字が現れるみたいな
ト書きがありまして。
演助の康子と「どーするこれ」と言っていたら、前回の「大自然」からカムカムの
面倒みてくれてる若い舞監さんが「映像使えば簡単にできますよ」とやすやすと
仕掛けを考えてくれました。
が、カムカムの作品をご覧になった方はご存知でしょーが、わしら映像とか使わない
んだもんね。ある時は手持ちのパネルで、そしてある時はOHPで(21世紀になってから
の話ですよ・・・)全部人力でやるんだもんねという話をしましたら、
「僕も「大自然」のタイトル(※)とかびっくりしましたけど、あーゆーの好きです」
って言ってくれまして、ト書き自体も変更になったので、そのアイデアは結局お蔵入り
となりました。無闇なト書きをやめてくれた劇作家兼演出家もお利口さんだったけど、
そんなの好きってゆってくれる舞監さんも若いのにえー子や。
当然本公演もそんなアナログな舞台と思われますが、今はまだ何もかもが松村団長
の脳という闇の中。
どんな芝居になるか、このカムめくりや稽古場レポートで皆様お楽しみに・・・。

大自然title
(※音楽にのって踊りながら、舞台袖から黒板ゴロゴロひっぱってきて、チョーク
でぐりぐり塗った黒板を、黒板消しで消して「大自然」というタイトルを出す演出。
ダンスや段取りなどが全くダメな中島栄治郎のおかげでその部分の舞台稽古が進まず、
劇場に入ってから栄治郎はそのメンバーから外されてしまった。
本番何日前だろーが台詞が全部削られたりするのはカムカムではよくあることですが、
コヤ入ってからでも容赦なく外されんだよってことが改めて示された例として劇団員
の心に深く刻まれた事件)



カム象 | 21:09 - -
やる気マンマン
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ついにこの手に掴みました!
清水宏さんの日比谷野音ソロライブチケット
やる気マンマン!日比谷ワンマン!
カムカムの4月公演「大自然」に出て下さった清水さんのソロライブ〜!!
カムカム劇団員やスタッフ、お手伝いさんはもちろん、印刷屋さんだの
お世話になってる制作会社の社員さんまで、最近会う人会う人みんな
8月8日は野音!の人だらけ。おかげで、
「じゃ、細かい資料は野音で・・・」
「あ、野音で渡しますね。」
「野音で会った時返してくれれば」
みたいなことになっててとっても楽チン。
遠足の前みたいにおやつや飲み物なに持って行こうかとわくわくです。
ライブ情報や清水さんのブログが読めるオフィシャルサイトはこちら

さて、今から下北へ観劇に〜。
今日は多分20時すぎから世田谷方面は大雨になります。
ほんとです。
傘持って行こ〜。
カム象 | 17:15 - -
ラブ・レターズ
「小軍団」にご来場頂いたみなさま、ほんとにありがとうございました。
盛夏奮闘公演らしく、炎暑やら雷雨やらに彩られた忘れられない公演になりました。小さいコヤで、暑い中、狭い中、足下の悪い中ご覧頂いて心より感謝いたします。

「小軍団」は終わりましたが、もうまもなくカムカム怒濤の二連作秋の公演「軍団」が始動します。「小軍団」をやりながらの大変なスケジュールの中、演助の康子がディレクションを担当してくれたチラシも、土曜日のカムめくりでその一部が明かされてますが、相当おもろいかんじに仕上がってます。印刷屋さんにあり得ない無理なスケジュールを言って刷った1000枚だけが「小軍団」と「ラブ・レターズ」に折込まれてます。

今日は「ラブレターズ」の本番です。ただいま舞台稽古の真っ最中。たった一度の稽古で、たった一度の本番に臨む松村さん。舞台の前はいつも緊張するんですか?とヘアメイクさんに聞かれ、いつもはそうでもないけど今回はさすがに…と言いながらも、えんえんメイクさんと海外ドラマの話をしていました。


めったに見られないスーツ姿の松村さんと今の所この世に1000枚しか存在しない「軍団」チラシをご覧になりたい方は、ぜひパルコ劇場へ。当日券もあります。

カムカムが生まれたのと同じ17年前から色々なカップルによって毎年上演されてきた「ラブ・レターズ」。ちょこっと客席にしのびこんで眺めてきましたが、これちょっといいんじゃないの、座長。
劇団員やお手伝いさんもみんなで観に来るから、いいとこ見せて下さいよっ!

今日からカムカムHPの松村武不定期連載雑談カムストックがブログ形式にリニューアル。携帯からも見られるようになりました。こちらも是非チェックして下さい。

最後に…
更新遅くなってごめんなさい。みちるさんに打ち上げでみんな更新遅すぎる!って言われたんだけど。
松村さんのスーツ姿アップするから許して下さ〜い。




カム象 | 18:01 - -
めーめー
稽古場に向かう途中の坂道、閑静な住宅街の中にぽつんとあるカフェ。
稽古前の劇団員が昼食をとって行くことも多い。
その日もみちると坊さんが同じテーブルに着いていた。来たのは
バラバラらしく、もう食べ終えてそろそろ席を立とうとするみちる
とまさに食事中の坊さん。
坊薗が更新している「小軍団」稽古場レポートのプロフィールページ
が断りもなく自作の坊薗人形の写真とコメントに変わっていたので、
「坊さん個人のブログじゃないんだからさあ、どういうつもりなの?」
と問いつめると、「えっ?いや、私全然わかりません、なんでだろう、
えっ?変わってたんですか?」とシラを切る坊さん。
「管理パスワード知ってるの坊さんだけじゃん、じゃ誰がやったわけ?」
「いや〜、わかんないけど、え、不思議〜、なんだろ、誰だろ〜」
今更席を立つわけにもいかず、ワタシハココニイナイイナイと呪文を
唱えながら小さくなって息を止め、ひたすらモメ事の終わるのを待つみちる。
そこへ鳴り響く電子音。
毎朝聞こえる鳥の声と見慣れた自室の光景。
なんだ、夢か…。

・・・ってな夢見てさー、全然寝た気がしないんだよー。と坊さんに話すと
えー私ってそんなキャラだと思われてるのかなー心外!位なことを言われる
だろうと思っていたら、「えー、なんでわかるんですか?うそー、私ほんと
そういうしらばっくれ方するんですよー」と、おめーいくらなんでも子供
じゃねーんだからよーと言いたくなるような実話しらばっくれエピソードを
聞かされました。

坊さんと今井克己の二人は他の人とは違うシーンに出てるので、皆が稽古
してる間は稽古場の外の通路なんかで自分のせりふを憶えています。
ニヒルでクールな容貌とは正反対に、客観性というものが全く介在しない
超絶主観的かつムダに楽観的な坊さんの「私って○○なんですよね」という
自己分析話に見せかけた妄想話を聞いている横で、今井が自分のせりふを
延々繰り返しています。
「坊さん、それほんとに病気だよ」「いやいやいや」「病院行った方がいい
って」「いや、でもホラ私結構バランス取れてるから」「だからそれ自分の
妄想でしょ、おかしいよその根拠のない楽観主義」「いやいやいや」
内容はないに等しいとは言え、坊さんと話しながら耳に入ってくるのを聞い
てるだけでもそろそろアンタのせりふ私も言えるぞという位繰り返し繰り返し
練習している今井。

前日の初通し稽古でせりふが出て来なかった今井に、芝居の出来については
松村さんや演助の康子の範疇だけど、約3年ぶりにカムカム出るのにせりふ
憶えてないってどうなんだよと思い、アンタもっと死ぬ気で頑張らなきゃ
みたいなことを言いました。せりふ昨日もらったばっかりなんだよとか言葉が
難しいんだよとか言い訳する中で、ゆっくりならちゃんと言えるんだよ!とか
ワタクシ言われまして。
・・・芝居のスピードで言えなきゃだめだろ、せりふなんだから。
正直圧倒されたのと面倒くさいので、本人には実際言わなかったけど、
その時栄治郎よりれみよりこの子が一番重症だわーと思ったよーという話から
坊さんと今回「小軍団」に出演している松村病棟の患者さんで誰が一番重症か
という話になりました。

「大自然」に引き続き、インタビュー形式の稽古場レポートは虚実ないまぜで
実際のインタビューの内容に忠実ということより面白いということを重視してる
ので、実際に私が言ったことを坊さんが主観的にとって書いているということで
構わないと思って読んでたんだけど、私が初めて知る稽古中のエピソードが
たくさん私の口から語られてて、ん?これまた夢か?ほんとに私言ったのか?と
奇妙な感じに襲われました。
私が本当に言ったことが正確に書かれてるのは一箇所だけなので、読んだ劇団員
の皆さんはいちいち落ち込んだりしないように。

まことにまことにあなたがたに言いますけど、優れているとか、純粋であるとか、
天然であるとか、なんらかの価値ゆえに愛されてるわけじゃないのですよ。
迂遠過ぎる例えで伝わらないとは思うけど、ダーウィンの言う「進化」が、何か
予め存在する「優れた」もしくは「進化した」という概念や目標のようなものを
目指しているのではなく、後付けの全肯定として、今ここにそのカタチで存在
するってことが、適応してる、最適な進化を遂げてるとみなされるってことで
あるよーに、今カムカムにいるってことが必要とされている、愛されていると
いうことなのです。
ものすごくはしょって今必要なことだけ言うと、人としてしっかりしてくれ
とかは望んでないから、せりふ憶えて、ちゃんと松村さんの言う通りやって
ちょうだいってことです。

稽古場に来てくれた松田かほりさんが、「松村くんにとってこれは山登りなんだね」
と言っていました。「修行であると同時に癒し」だと。
前の日にあんまりお利口でない動物くんたちを飴とムチで使って木を切り出し、
材木を運んで一日8時間かけて建てたお家に、さあ今日はこれとこれを足そうと
思って稽古場に来てみると、動物くんたちがめーめーうれしげに昨日苦労して
自分達が建てたお家を食べちゃってるみたいなことの連続ですから。
まあそうは言っても、今現在拾って下さいって書いた箱に入れて道端に置き去り
にされたり、保健所に連れてかれたりしないでまがりなりにも松村牧場にいるって
ことは多分必要とされてるってことなのです、癒しとして。

ある日、動物くんたちが集まってうれしそうにもそもそ話している所に遭遇。
「松村さんのカムめくり(註:7/22のもの)読んだ?」「読んだー」「『待とう』
『信じよう』って・・・」「私あれ読んで笑っちゃったよー」
おーまーえーたーちーはーわーらーうーなー。
さすがにこれは口に出して言ったけど、そして皆一応神妙な顔をしてたけど、
多分「なんか怒ってる」ってことだけがわかってて何で怒られたのかはわかって
ないんだろうなあ。




カム象 | 17:23 - -
ゆけ!小軍団
センセイが来たぞっ!

長い長い自習の日々が終わり、今日からは松村団長が帰ってきます。今までは夜もしくは昼のみの4時間だけの稽古でしたが、今日からは13時〜22時の9時間ぶっ通し稽古。当然休みナシ。

団長復帰第一弾稽古は冒頭から細かく細かく返しながら容赦のない直しが入っていきます。
普段の公演の稽古では滅多に言及されることのない台本やセリフの意図、関係性やリアクションについてなど、演劇の根幹から丁寧かつ厳し〜いダメ出し。
稽古中の役者は言われたことを理解して(ないかもだけど)やってみせるだけで精一杯の様子ですが、これ見てたら俳優や演出を目指す人には相当勉強になりそう。

本番10日前という追い込まれた状況と、演出家、役者それぞれの自分自身を賭けた必死さで見る見る芝居が変わっていきます。一言一句を直されながらの緊迫した昼間の稽古に比べると、夜に入ってからは役者の方からも攻め気の姿勢が見られるように。


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天然揃いのカムカムでは、その性質上、奇跡のようなおもしろモーメントを顕現させる一方で、それを再現する能力に結構問題のある人が多いので、まさに三歩進んで二歩下がる…。でも、ラスト一時間位でだいぶ稽古の進み具合にもハカがいった模様。

不安がない公演なんてないから、いつも通りどーなるんだろうという気持ちはあるけれど、劇団内で中堅と呼ばれて久しい人々が先輩や客演さんの後ろじゃなくて、最前線でお客さんを笑かす、カムカムがおもしろいってことの全責任を自分達だけで引き受けるってことに関して相当期待してます。

しかし、そんな身内の思惑や能書きとは別に、ただただ芝居は面白くなくてはいけない。どんな座組のどんな公演でも、役者一人一人の、そして演出家の名に賭けて。

お仕事でネ、しかも大変な公演だったのはわかってるけどネ、やっぱし自分だけ札幌とか行って羨ましいじゃないですか、遊ぶとこは遊んで来たんだろーしネ。
本番まであと10日。ここからが松村武の腕の見せ所。並々ならぬ苦労でしょーが、お手並み拝見、うしし。

お利口にお留守番してた動物くん達に、団長が吟味&苦労して買ってきたお土産です。


カム象 | 00:55 - -
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