お疲れ様です。亀岡です。
以前、とある劇団の、一旦最後となる公演を観に行った事がありました。
20年近く続いていた劇団の区切りの公演。
自分も10年以上前に出演させて頂いた事もあったり、たくさん役者の良き先輩方もいらっしゃって、今でも繋がりがある、すごく縁の深い劇団。
千秋楽の回を、立ち見で見に行った事を記憶しております。
立ち見でもいいから見たい。
そう思わせる劇団。
今まで劇団が歩んできた道。
20年近く続いた劇団の歴史。
今までのその歴史を振り返りながら、しみじみと進んでいく物語。
全くそんな内容とはかけ離れた、真ん中に大きな穴が空いた舞台、舞台前方の高い位置に渡った一本の橋。
その橋の上でずっと変な体勢で喋らない役者がいて、舞台では関係なく話が進んでいく。
何を表現しているのだろう。
ギリシャ神話の登場人物を題材にした作品で、でも設定は現代で、でも登場人物は自分の心の中の人たちで。
考えているうちに、とにかく立ち見である事を完全に忘れて、そのお芝居の空間に完全に入り込んでいました。
もしかしたら、きっと作り手側は何か、20年の歴史を振り返るものを描いていたのかもしれません。
でも、千秋楽を観に行った自分は、そんな事よりも、区切りの公演に関わらず、20年の歴史にすがる事なく、今やりたい事を貫き、表現の最先端を行き、これからも常に最先端を追求していくかの様な、圧倒的な勢いを感じました。
これが区切りの公演なのか。
こういう風に思わせたい。
もう数年経ちますが、そんな風に思ったのを覚えております。
カムカムミニキーナは今年、旗揚げ25周年。
四半世紀。
「カムカムはきっともう後20年ぐらいやってんじゃない?」
この前、元劇団員の先輩と飲んだ時に言ってた言葉。
区切りという訳ではありませんが、記念の年でございます。
今年はイベントや、パンフレットの企画などで、今までの歴史を振り返ったり、過去の公演を取り上げたりする事もあると思います。
昔を振り返りつつ、作品自体は最先端。
何を基準に最先端って言ってるかわかんないのですが、とにかく、千秋楽に立ち見にならんばかりのたくさんのお客様がいらっしゃって、圧倒的な勢いを感じていただきたい。
そんな風に感じた今日この頃。
カムカムミニキーナ劇団旗揚げ25周年記念公演第1弾『スワン・ダイブ』。
チケットの最速先行発売が開始しております。
これ、知らなかったんだけど、25周年記念の、豪華特典付きチケットなのね。
最速先行でチケットご購入のお客様全員に、カムカムミニキーナ25周年記念クリアファイル&「スワン・ダイブ」劇団員集合写真(メッセージペーパー付き)を1セット プレゼントいたします!奮ってご予約くださいませ。
だって。
25周年記念のクリアファイルだって?
メッセージペーパー付き集合写真?
メッセージペーパー?
これ、ほんとに知らなかったんで、ほんとに先行で予約してくださった方々しかもらえない特典ですね。
よかったら、先行予約、してみてください。
最後に、ちょっと劇団の倉庫で、過去の劇団の写真を探していた時に見つけた写真です。
何の写真?
それでは、また。