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カムめくり/カムカムミニキーナ日替わりブログカムカムミニキーナのメンバーが日替わりでお送りするブログです。
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ゴールデンウィークスタートの今日です。
「みどりの日」を経て「昭和の日」の今日です。
大安の今日です。
この三行を書いてみたら、日は刻まれていくものなのだなと感じました。
私の、日は、ちゃんと刻まれてるのか、な。
ここ数日の私の「日」は、もっぱら、自転車、地下鉄、稽古場、稽古場の目の前にある弁当屋のからあげ、稽古終わりの発泡酒、がっつりした夜食、というサイクルで回されていて、刻まれてるとか時間とかいったこととは遠いところにあるような・・。
もう半袖で出歩いている女性を見かけます。
昨日は夜から干していた洗濯物も稽古に向かう前には乾いて、大きな積乱雲が見えました。夏の入道雲みたいに。
日の出もどんどん早くなるし、公園の横を自転車で通り過ぎると緑が濃くなっていて最高に気持ちがいい、そういう時期。
どこかへ出かけたいなあ、と思いかけて、ふと、稽古場へ通うっていうのは、実は、毎日違う景色を見に出かけているみたいなもんなのかなあ、と思いました。
台本の中には思いも寄らない日々が存在してあるわけだから。
なんて、受け売りみたいな言い回しですが。
いつも、稽古期間中はものすごく、オレンジジュースを欲しますが、弁当屋でおいしいからあげを見つけてからは、オレンジジュースとからあげを毎日味わっています。
今日もからあげとオレンジジュースを持って、最高に緑がまぶしい草原に旅に出たいと思います。
というつもりで地下鉄に乗りたいと思います。
私の「日」がどう刻まれていくかはまだまだ未知ですが、そんな風にちょっとづつ楽しみに思う日々だってことに変わりはない毎日です。
ちなみに下の写真は、
稽古後に、姪っ子・甥っ子自慢をし合っていたカムカム男子部。
写真を見てはかわいい〜と微笑み合っていましたが、
先日、とあるスーパーの前に繋がれて待たされていた子犬を見て、亀がなんの躊躇もなく、子犬と同じ目線になって、かわいがり始めたら、
飼い主の奥様がスーパーから出てきて、あら〜かわいい〜、と、おそらく、確かに、亀に、言いました。
かわいい〜、が、クルクル回っていた。そんな出来事。
不思議の国にいるような気にもなる、そういう点でも変わらない、そんな毎日の今日この頃です。
ちょっと、今頃?な感じではありますが、
私としては何はともあれ、
イベント「佐藤学園◆春」にご参加いただきました皆様、お気にかけていただきました皆様、
ありがとうございました。
おかげ様でたくさんの笑顔を拝見出来てのお開きとなりました。
感謝しています。
もうすでに、『1989〜風家の三姉妹』の稽古も始まっている中で、というか、三月から始まってはいるのですが、そんな、前向いて走んなきゃ、という緊張感というか焦燥感をバシバシ感じずにはいられない毎日の中で、ちょっと振り返る、というのもなんだか複雑なものですが、
でも、
ちょっとだけ、
だって、
公演と同じように、とっても好きになったのだもの、
今回のイベントのこと振り返ってしまいますが、
振り返るというより告白してしまいますが、
今回は、中野、という、佐藤学園のイベント、つまり遠足を企画するにはとってもやりにくい、私自身がなかなか興味を持てなくてナンギした、街、っていうものを楽しむ、ということを考えるところから始まりました。
でも、私は土とか緑とか自然が見えない所は興味が持てないの。なんて言ってるヒマはなく、
さあ、どうするか。
と、困りかけてはみたものの、幸い、自転車でバッと行ける距離感もあってか、思い浮かんだ、
現場百回。
という言葉に従って、最終的にはイベント直前の十日間くらいはほぼ毎日のように通っていた気がします。
誰かしらと。
何かしら食べながら。
桜の開花を待ちわびつつ、厚いコートを脱げなかった頃から、
「来週は満開だろうね!」という頃、
満開の下をお花見して行く人波を含めて美しい頃、
「イベント当日はきっと、さすがに葉桜だね」という頃、
そして17日当日。
中野通りという、桜の名所を何度も何度も通りました。
行くたびに、路地を見つけました。
路地って、どこにつながってるかわかんないから、最初に「ここ入ってみる?」って行く時、ものすごく楽しいですよね。
子供の時を思い出す。というか、もはやそういう時は子供の時の感覚でしかない。
時間があれば、もっといろんな路地を紹介したかったです。
それからサンモールにも、薬師のあいロードにも好きなパン屋さんが出来て、いきつけの焼き鳥屋さんが出来て、興味が持てないなんて思ってた街が、おもしろいなあ!って街になりました。
もちろん、もはや好き。
現場百回。
行けば行くほど、好きになる。
イベント前日は夜の10時過ぎまで現地で道の確認をした仲間もいるし、前日まで一緒に構成を考えてくれた先輩もいるし、当日集まってくれた方々の笑顔がもはやたくましく見えたりしたのも。
行けば行くほど、会えば会うほど。
私は幸せもの。
今さら。
私はいつもこんな風に人の何十倍も時間がかかって人並みに追いつく気がします。
そういえば、芝居もそうでした。
再演とか、前の公演と同じ役で次の公演も出るとか、愛着すごい増す。
一回でも愛着もてよって話ですが、もちろん、あるはあるんです。
でも、普通一回だけで終わってしまうものが、もう一回あると知った時、またあの役に会えるのか?って嬉しくなって、なんていうか、さびしくならないようにそっけなく別れたけど、また会えるならちゃんと、会えて嬉しいんだよ、と言おうって思う、という感じ。
一回行って気づけない。
一回行って帰ってもう一回行ったら、あ、これ好きだって気づく。
正直なところを書いたら、なんか私のウザい感じが出ちゃった感じでお恥ずかしいですが。
今は『1989』に対して、行けば行くほど、な、どんどん行けば行くほど、な気持ちで臨みたいところです。
あとはほんと、ちょっとだけ、衣裳ズボンが履けるようになんとかしないと。
どう、なんとかするものか難しいところですが。
これも、行けば行くほど、というか履けば履くほど、奇跡的に布が伸びる、という可能性に賭けるか。
ま、やっぱり難し。