『居所』
熱いりんご
藁のベッドを探して
背伸びして、大仏ぶって、
ハイアット・タワーから
心無い笑顔でシワつくり
トイレで覚醒ため息
無機質のまんじゅうが食いたい
無印のサマーマフラーをかっこよく巻いてるつもりが
サラシでふんどしから乳かくしのV字
毎夜、八幡神社をグル走
奏でられるは、アリの旋律。
<<あとがき>>
最近、やけに涼しいですね。
8月も残りわずかだけど、もう少し残暑があってもいいように思います。
秋が来た感動を味わうには、もっと夏らしい、ジメジメ、ベトベトを感じたい、そんな気分です。
夏らしいことをほとんどやらずに、夏を終えてしまいそうです。
せめて秋になったら、秋らしいことをしたい!
秋と言えば、運動会!
9月、は亀岡プロディース 『カムリンピック』 があります。
イベントが近づくと、それにちなんだ思い出話を紹介してしまうんですが、
思い出はもうういいっ!かもしれませんが、今回も、私の運動会の思い出を話させてください。
と言っても、運動が苦手な私は運動会の思い出が薄いです。
その中の唯一の思い出。運動会というと思い出すワンシーン。
それは小学校6年生の運動会でのこと。
学年の女子の中で一番足の速い子がいました。
彼女は背も高く、スラーっとしてて、なかなかの雰囲気美人で、クラスでもモテテいました。
特に、モテル男子からモテテいましたので、なんだろう、ランクが上の女子って感じでした。
彼女は毎年運動会になると徒競走は1位。
運動会の徒競走では、順位ごとに色違いのリボンを貰います。
確か、1位は赤、2位は黄色、3位は水色、それ以下は緑。
彼女は毎年赤のリボンをもらっていました。
リレーの選手にも必ず選ばれる彼女。アンカーで走った彼女が、前走者をぬかし、
チームを優勝させたこともあるまさに運動会のヒロインです。
その彼女が、小6の時、運動会前日に体調を崩しました。
運動会になると張り切って、自分のクラスを必ず優勝させようと頑張る運動馬鹿の彼女の担任は、
彼女がいないと優勝できないと、不安でたまらない様子でした。
運動会当日、みんなの不安を打ち消すように現れた彼女。
これで、今年も彼女は徒競走1位、6年間連続1位だね、とみんな思っていました。
6年間連続1位達成の瞬間がみられる!と私も思いました。
ついに、彼女のレース。みんなが注目するなかピストルがなりました。
予想通りトップに出た彼女、強い天然パーマの髪が後ろになびきます。まるで、ギリシャ神話の女神が走ってるようでした。
一つ目のカーブを超えて直線、このままトップを独走かと思った瞬間、彼女の履いていた上履きが脱げました。
足元から飛び上がった2足の上履き。転びはしなかったけれど、足元がぶれる。
その瞬間に、後ろを走っていた人に抜かれ、抜かれ、結果最下位。
彼女が抜かされた瞬間、客席から「あっあ〜、」と言う声が。
こんなことがあるんだ、信じられない事実にただびっくりするばかりの私たち。
さぞ彼女も悔しがってるだろうなと思ったら、彼女の友達が「リボン触ってケロッとしてたよ」と言ったのでみてみると、
体操着のTシャツのチャックにゴムで引っ掛けたリボンを触り見ながらニコニコしていた彼女がいました。
その彼女の姿は、太陽に光に照らされてとても美しかったです。
1位の赤のリボンよりも上位の緑のリボンがそこにありました。
運動会と聞くと、たまーに、ふと彼女にあの顔を思い出します。
今回の 『カムリンピック』 でも素敵な思い出が出来ると良いですね。
みなさま、是非ご参加ください!
レミーマルタン・コニャックでした。おやすみタバタ☆☆☆