お疲れ様です、亀岡です。
先週木曜日、最後のブログを書き終え、本日より新しく、火曜日担当になりました。改めまして、火曜日担当亀岡孝洋です。よろしくお願いいたします。
さて、火曜日移動してから一発目とゆー事で、今週からしばらく、月曜日の小島さんのブログ内で連載されてる恋愛小説『色えんぴつ』の解説兼楽しみ方などを紹介していきたいと思います。(あくまで楽しみ方は人それぞれなので、以下、勝手な自分の見解です。)
まずは、昨日のカムめくり、めくってない方は是非ともめくってください。そして、色えんぴつ第一話『茜色の光』を読んでください。まだ小島さんが火曜日担当だった頃にも一度紹介させていただいたと思うんですが、一度読む前に、小島さんはどんな人なのか改めて確認してから読んでいただくと、より楽しんでいただけると思います。
小島さん
こんな人です。
そして、確認出来たところで、さて早速本文の方を、っとその前に、この「色えんぴつ」、実は以前、小島さんがつくったユニット『センチメンタル』のホームページ内で掲載されてたものでして、元々の文章があります。ほとんど変わらないんですが、ではまずはその、今の「色えんぴつ」の元となった文章を抜粋して見ていただきたい。
『泣いていた。
少女はただ黙ったまま、大粒の涙をこぼしていた。
僕もまた、何も言えずに少女を見つめていた。
夕日が少女の涙をキラキラと輝かせていた。
「もういかなきゃ...。」
少女は必死に涙をこらえ、擦れる様な声でやっとそれだけ呟いた。
「うん...。」
僕は何と言っていいのか分からなかった。
考えれば考えるほど頭の中はグルグル回っている。
それでも必死に、必死に考えて、やっと出た言葉だった。
...情けなくて泣きそうになった。
「じゃあね、ゆう君。仲良くしてくれてありがとう。」
それだけ言うと、少女はクルリと踵を返して走り出した。
どんどん小さくなっていく少女の背中を、僕はじっと見ていた。
やっぱり言葉は出てこなかった。
やがて少女の姿が完全に見えなくなった時、頬に温度を感じた。
涙だった。』
昔はまだ、「茜色の光」とかゆー洒落た、まあ別に洒落てはないんですが、そんなタイトルはなく、「第一章 夢の中の少女」の☆1☆とゆー形で掲載されてました。
お話は、おわかりかと思いますが、これだけ書いてありますが内容ほとんどありません。ただ、女が泣きながら男から離れていくってゆーだけです。何でもない設定だからこそ、逆に入り込みやすい。
後は、時折出てくる、稚拙な描写。例えば、『夕日が少女の涙をキラキラと輝かせていた』や、『少女はクルリと踵を返して走り出した』『頬に温度を感じた』など、誰でも容易に想像できる風景描写に、好感が持てますね。
後、地味なんですが、『擦れる様な声で』。『こすれるような声』ってどんな声なんでしょうか。
まあそんなこんなを踏まえた上で、今週の「色えんぴつ」を見てみると、意外や意外、書き換えられているところがいくつかみられました。
まず、先程も出てきました『夕日が少女の涙をキラキラと輝かせていた』、この部分が、『西の空を染める茜色の光が、零れ落ちるその雫をキラキラと輝かせていた。』
稚拙描写のレベルが、明らかに上がっています。いや、この場合低くなったといった方が正しいのか、とにかく描写が細かくなっていますね。
他にも、『考えれば考えるほど頭の中はグルグル回っている』、この部分が、『考えれば考えるほど、頭の中から言葉が消えていく』。これまたお洒落な言い回しになっています。
そして、これまた先程も触れましたが、『擦れる様な声で』が『掠れる様な声』になってます。これは単純にはじめ書いてたのが間違ってただけなのでしょう。
他にも、『ゆう君』が『ユウ君』になってたり、『涙だった』の前に一行空白ができたり、細かい意図は全くわかりませんが、とにかく、なんか色々書き換えられてます。
よかったら、このように、昔の「色えんぴつ」と読み比べてみるのも、一興かもしれません。是非、『色えんぴつ ブログ』で検索してみてください。
それでは、ちょっと長くなりましたが、改めまして火曜日担当、亀岡をよろしくお願いいたします。
後、これ追伸なんですが、明日、先週まで火曜日担当だった山崎みちる先輩がやってます『OL』とゆー人気ユニットのライブがあります。
11月28日
恵比寿 LIVE GATE TOKYO
詳しくはOLHP→http://olband.moo.jp/
「色えんぴつ」と合わせて、こちらの方も是非。