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大阪→長崎ツアー2
→つづき
11月9日
9:00にコヤ入りして仕込み。
いつも以上に飲みすぎてしまった一同ですが、父上お手製のウコン末のおかげか
ごく一部の例外を除いては二日酔いもなし。天才ゴリラ君こと小島だけがひどい
宿酔のため、トイレに立て篭もり、その後は楽屋でゴロゴロ。
ウコンは人類にしか効かないことが証明される。
地方公演は「乗り打ち」と呼ばれる、公演当日の朝に仕込んで本番をやり、その
日のうちにバラして帰る方式のため、搬入用に現地アルバイトさんをお願いする
ことが多いのですが、長崎のバイトさんはスゴイ!今まで見た中でも一番統率が
取れててものすごく手際がよく、キモチいい位の働きっぷり、しかも男前揃い!
時津の町と人々と、元さんのご両親の佇まいを見て、ここに嫁に来たいと思い
始めていた女子劇団員はお婿さん(一方的な妄想だけど)探しに精を出す。
元さんのお向かいの家の方と、劇場さんから名物の時津まんじゅうを差し入れ
して頂き、元さんのお宅からはふかしたてのさつま芋やら干し柿(絶品!)やら
みかんやらどっさり差し入れして頂いて、お昼の弁当が食べられないんじゃない
かと思いつつ、劇場の屋上で弁当を食べ、裏の公園で滑り台に興じる一行。

14時〜いつも通り練習室を借りての通し稽古と、舞台での稽古を終えた頃、
団長が「買い物行ける人いる?」と足首用サポーターを買ってきて欲しいと
いうので、制作助手のせっちゃんに頼むも、基本的に一人一台車がないと
暮らせない所なので、会館の方が電話で問合わせた後、親切に車で薬局まで
送ってくれたそうな。
今回はケガするような激しい動きや転換もないので油断してたけど、勝手の
わからないコヤで、暗い中演出席と舞台を行ったり来たりしてくじいたの
かなと同情していましたが。
・・・滑り台ではしゃぎすぎてなんにもない所で挫いたそーで。
飲み会で大声を出して声を潰すとか、はしゃいで足捻挫するとか、普通なら
座長がどん叱るよーなことをうちの団長は率先して行って下さいます。
うもー!!

長崎公演はまさに元尾の独壇場。楽屋にいたら、松戸さんが「ちょっと
ちょっと!」と呼ぶので、女子楽屋に行ってみると、出番じゃない役者が
集まって元の出番をモニターで眺めていました。すごい楽屋視聴率。
受ける所も他の場所とは違い、皆新鮮なキモチで長崎公演を終えました。
会館ができて6年目とのことでしたが、演劇部門では今回の「軍団」が歴代
一位の動員を記録したそうで、勿論元尾一族のお力添えの賜物なんだけど、
我々呼ばれさえすればどこにでも参りますので、是非また呼んでね、
一生懸命やるから!
再び現れた男前バイト軍団とともにバラシを追え、ホテルのレストランで
打ち上げ。なぜか(館長さんと副館長さんの好みという噂アリ)美人・長身
揃いで気立てのいい劇場スタッフさんを加え、楽しいひと時を過ごしました。
そして名古屋・大阪・長崎とツアーメンバーとして参加してくれていた
演出部のお一方のみ、この長崎公演がラスト。
一緒にいた時間が短かったのであんまりお話できませんでしたが、この日は
割とお話して下さって、珍しく酔っ払って二次会のスナックへと消えていき
ました。また来年ね〜。
朝3時4時まで飲んだ後、飲み足りない藤田さんが吉田先輩の部屋に押し入って
サシ飲みしたのがこの夜。

11月10日
お名残惜しくはございますが、これでお別れ長崎の朝です。
皆とは違う便で大阪へ向かい、そのまま映画の撮影に入る八嶋さんを船に乗せ、
出航を見送る。昨夜着いた時はは真っ暗闇で何も見えなかった上に夜になって
多少波もあったので、美しく凪いだ時津港の洗ったように清々しい朝を八嶋
さんに見てもらえてよかったよかった。

9:40ロビー集合
なんと誰一人帰りの船の切符を失くしていませんでした〜!(当たり前)
役者のアタマ数を確認して船に乗ろうとしたら、あれ?照明チームのイケメン
の姿が見えない??なんと「今起きました〜」との電話。スタッフさんだから
と思って油断したー。幸い船には間に合って、もうしばらく長崎に残ったり
九州にある実家に寄ったりする予定の元・栄・亀・れみ・恭子・洋子・坊薗に
見送られて出航。
船に乗る時、突然れみから「私たち(れみ&恭子)オーネット<注>必要なく
なるかも」と余裕たっぷりの発言。これからの長崎滞在中にステキな出会いが
あるかも(あくまで可能性)と言っているのです。
そー言えば昨夜私も打ち上げの時にお嫁入り先が決まったんだと思い出して、
「そーか、私も昨夜○○さんちにお嫁に行くことになったんだよ、よかったね、
皆10万払わなくてよくなるね」と言ったら「*%&$#+〜!」となんとも
言えない顔と鳴き声で見送ってくれました。
残して行ってはいけない人ばっかり長崎に残していく心配に後ろ髪を引かれ
ながら、割烹着に見えるワンピースを着た坊さんが地元の主婦みたいに見える
ことを笑いながら船はゆくゆく。
船が見えなくなるまで手を振るれみはおそらく泣いているでしょう。

慌しくお土産を買い、角煮まんだの鯨カツだの買い食いして飛行機へ。
朝までスナックで飲んだくれたへろへろの人々にはこの日の船→飛行機の移動は
しんどかったでしょう。あいにく東京は雨、飛行機は雲の中で結構揺れ、一度は
雷が飛行機に落ちて(別に飛行には問題ないけど)雷がキライな今井はしっぽを
足の間に挟んでワンワン言いました。
雨の羽田空港で解散。
客演さん二人は既に次の芝居の稽古が始まり、URSUJI組(藤田・吉田・小島・亀
市子嶋)も早速13日には思い出し稽古があります。れみ・恭子の二人は長崎から
奈良へ二人旅。栄治郎は九州の地に野放し。
それぞれの日々やツアーの思い出は、各自のブログにもアップされると思います
ので、あちこち見比べながらお楽しみ下さ〜い。
そして、「軍団」大千秋楽となる奈良公演へ。


日刊藤田記子


モティ・ラヴィング


市子嶋しのぶのカフェ日記


もちこと秘書(恭子&坊薗)


<注>れみと恭子とオーネット
オーネットは「有料の」結婚紹介システムです。月に何人紹介してくれるか
によって金額は違うようですが、入会だけで10万ちょっとはかかります。
三十路を迎え、自分の将来に不安を抱いたと思われるれみと恭子が「07年中
に彼氏ができなかったらオーネットに登録する!」と言い出しました。
見た目はオバサンなのに子供みたいだといつも松村さんが心配している二人
が、不退転の覚悟で自らの将来を本気で具体的に考えてるということに感銘を
受けたワタクシも、一緒に登録する!と言っていたのです。
ところが、東京→大阪への移動の新幹線で、何かの流れで「オーネット登録
するのに10万いるんだからさー」と言ったら、れみも恭子もきょとーんと
した顔で「えっ、お金いるのお?」と言い出しました。
「二人が本気で将来のこと考えてて偉いなーと思って私も登録しようと思った
のに」と言ったら、恭子がもみじのような手を顔の前でぶんぶん振って、
「うちらなんにも考えてなかったの」と。
・・・・そーだよね、地下鉄代200円ケチる人達が10万出してオーネット入る
わけないよね、ごめん、私が間違ってた。自力で嫁に行くから二人も長崎→
奈良旅行でステキな王子様見つけてきて下さい。
カム象 | 13:14 - -
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