『遠慮』
都合、都合とつつく
時鳥
首輪をギューとしてめ
ひ爪にひっかけて
鍵の鈴にしたいけど。。。
はやく
風見鶏にかりゆくを
ねがう
<<あとがき>>
文化祭のシーズンなんですね。なんでしょうか〜?
“文化祭”の立看板を学校や公民館前でチラチラ見かけます。
文化祭。
学生の時以来ご無沙汰です。
自宅近くの区民ひろばでも文化祭イベントを実施。
乳幼児対象の年一のイベントで貴重なので是非!!
という施設の方の勧めで参加してみることにしました。
プログラムを見ると“劇”が組み込まれてました。
“劇団○○○○○○(季節に特化した野菜の名)”。
市民劇団なのか、こういう公共施設をまわる巡業劇団なのか。
歌のお姉さん、お兄さん的な子供に語りかけながらの劇なのか、知ってる昔話の劇なのか、オリジナルの劇なのか。
小学校の時、年一お芝居を見る行事があり、毎年楽しみだったのを思い出しました。私が役者になったのも小学校でみた劇の影響が3分の1くらいあります。
その時のワクワクがよみがえりまして、
けっこう凝った劇なんじゃないか、
子供向けとみせかけて、最初は子供がキャハキャハ言ってたけど、ラストは会場がシーンと劇に集中するような、心に響くような劇なんじゃないか!?
「貴重な」というくらいだから、もしかしたら大衆演劇の方がいらっしゃるのでは!?
と、想像が膨らみとても見たくなって、寝てる娘を無理矢理だっこして区民ひろばへ。
会場に着くと、特別な“舞台”という設置はなし。「あれっ?劇はどこで?」と舞台を探すと、幼児用の椅子、パイプ椅子が並べられたスペースあり。その正面には長机が縦に二つ並べられていて、その上に白い台がのっている。どうやらそこが舞台のよう。
シンプルさに、勝手に膨らませた期待がもしかしたらほんとに“勝手に”で終わってしまうのでは、、、とちょっとがっかりしそうになるも、
シンプルな舞台セットからの〜↑
というのはお芝居にはよくあるし、長机と白い台が色々なセットに変化するのかも。それこそカムカム的なのかも!?
と、あきらめず、期待することを続けました。
劇が始まるまでの間、保母さんが作られた手作り玩具を施設の方に勧められる。
「ペットボトルのキャップとビーズとホックで!?すごーい!!」
と、本とに凄かったんだけど、明らかにちょっと大袈裟に受け答え。それだけ劇が気になって。「あの〜劇は〜?」「ちょっと待ってください」と時間を確認する施設の方。確認が必要なくらいの、メインイベントではないのかぁ〜?・・・
まもなく始まるとアナウンスがあり、席につくけど、役者らしい方は見当たらず、係りらしい人が二人の長机&台の舞台セットや、会場を確認してるだけ。もしかして・・・
もしかしてがその通りで、その確認していたそれなりの年の男女が“舞台セット”の前にたち自己紹介。
○○ちゃんでーす!○○ちゃんでーす!劇団○○○○○○でーす!
劇が始まりました。正しくは“人形劇”が。
色々間違って期待してしまったことを反省。
人形と紙人形をつかった人形劇。
入りは、紙人形を使って手遊び歌をみんなで。
人形と紙人形のクオリティはさすがでした。
わたしは実感しました。しょっぱなは大切だ。
見てる人の倍は高めのテンションで。プラス、見てる人にむけて心をガン見するくらい直球で。口角は上げたほうがよい。顔はよく動いたほうが良い。
朝一、しょっぱな、入り。
この状況は、どんなお芝居でも特別にセッティングされていないかぎり難しいんだな。
私の勝手な思い込みで、余計なお世話で、そんな必要はないかもしれなかったけど、
同じようにお客さんを前にすることがある身として、“入り”を手助けしなきゃという気持ちになり、全く興味を示さない娘を使って、手遊び歌に乗りまくりました。
あっためなきゃ、あっためなきゃ。
隣はお母さん同士で話をはじめ、隣はほんの数分であきた子供をあやしてる間で、明らかにそっぽをむいてる娘を楽しませ、悪いけどもう楽しんでものとして、乗りました。
入は大変。私はよくわかります。
なんだかそれを伝えたいみたいになってるなぁ。
劇中、演じてる方の顔、まわりの反応が気になり、小道具の仕掛けに感心するお母さんの声にはっとして人形劇を見るという状態。
結局一番ダメなお客さんだったかもしれません。
メインの劇になり、人形や手作り小道具の仕掛けのクオリティが高く、それに感心して子供たちも親も劇に集中。
親子連れの劇は、子供だけでなく、親のほうも何か気のきいたことをしたり言ったりして楽しませなきゃいけない、
のも実感。
ただ気になるのは、二人のうち女の方だけが演じていて、もう一人の男の方の登場がないこと。合いの手を入れるような入れないような不思議な感じだし、黒子的な感じでもなく。
舞台後ろを左右に移動するけど、意味があるようにも見えない。
最後の一言、とか、なにかデッカイ役割があるのかな、自己紹介したんだから何かあるはず
とその人も気になりながら、結局人形劇をきちんと味わわず終演。
そして、
最後の最後まで、男性は何もせず終わりました。自己紹介と最後の挨拶のお辞儀のみ。
色々間違って期待した観劇でした。
次の公演は、30分後とのこと。ジャニーズ公演なみのハードスケジュール。しかも全部別の演目とのこと。
男性は、大量の人形小道具を作成さしている方なのかもしれない!?
レミーマルタン・コニャックでした。おやすみタバタ★★★