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明治天皇はすり替えられた?
先週書いた通り今日は明治天皇すり替え説について詳しく書きたいと思います。弁護士であり、在野の歴史研究家であった鹿島昇が「裏切られた三人の天皇」を出版し、その中で山口県にいた南朝の末裔である大室寅之祐が睦仁親王とすり替わって明治天皇として即位したと発表しました。そのきっかけとなったのは、鹿島が人の紹介で山口県に住んでいた今は故人となった大室近祐を訪問したことです。鹿島が訪ねた時、大室近祐は「私は南朝の流れを引く大室天皇家の末裔であり、明治天皇は祖父の兄・大室寅之祐です。」と語りました。その話を聞いた鹿島はその後詳しく調査し、明治天皇すり替え説を発表したわけです。


明治天皇すり替え説をもう少し詳しく説明するとこういうことです。鹿島によれば、吉田松蔭は偽朝である北朝の天皇を倒し、正統である南朝の天皇を立てることによる南朝革命論を打ち立てており、南朝方の菊地家の末裔である西郷隆盛がその考えを聞き、薩長連合が誕生したというのです。そして岩倉具視と伊藤博文の策略によって北朝の孝明天皇と睦仁親王が殺され、長州に匿われていた南朝の末裔である大室寅之祐が睦仁親王とすり替えられ、京都に行き明治天皇として即位したというのです。その証拠として、親王時代には病弱なイメージであったのに明治天皇になってからは馬術にも長けたたくましい姿に変わっていること、北朝の天皇である明治天皇が南朝正統論を発表したこと等を上げています。


あまりにも荒唐無稽な説であるので到底信じられない話ですが、鹿島の本の中には、社会党の前国会議員であった山田恥目が、国会で某自民党の議員から「大室近祐と南朝天皇家のことを調べ直して、日本の歴史を明らかにしよう。」いう議員提案が提出されようとしたが、それを見た岸信介と佐藤栄作がその書類を握り潰して提案を揉み消した現場を見たとか、以前大室家にある宮様が来て大室近祐に「近祐の孫を天皇家の養子にもらえないか、昭和天皇にも了解を得ている。」と言ったが、その話を断った等具体的な話が書いてあります。


明治天皇すり替え説の詳細については、鹿島の本や鹿島の研究の後継者ともいうべき松重楊江の本を読んでもらえればと思います。また、Google等で「大室天皇」と検索すれば、鹿島や松重の本にも書かれていないより荒唐無稽なことが書かれているサイトが見れます。いずれにせよ明治天皇すり替え説は、具体的な証拠となるものがなく、基本的には大室近祐の話などが元になっているだけで根拠が乏しいと言えます。



この話に関連することですが、中丸薫と言う国際ジャーナリストがいます。彼女は「自分は明治天皇の子供の堀川辰吉郎の子供、すなわち自分は明治天皇の孫である。」と称して、明治天皇の孫が語るなどのタイトルが付いた本を何冊も出版しています。数年前に中丸は自らの著作の中で、明治天皇すり替え説を肯定し、ある新聞記者だったかに頼まれて、山口県にいる大室家の人とDNAを照合して明治天皇すり替え説をする為に、自分の口の中の粘膜を提供したのでいずれ結果を発表すると言っていましたが、未だに一致したとも一致しなかったとも言ってません。おそらく一致しなかったはずです。元々明治天皇すり替え説が怪しいことですし、中丸が明治天皇の孫であることも怪しいからです。ちなみに中丸が明治天皇の孫であることは、宮内庁は認めていないようです。昨年朝まで生テレビに中丸が出ていましたが、明治天皇の孫であると自ら名乗ることもなく、誰も彼女に明治天皇の孫であることを突っ込んだりしていませんでした。



鹿島、松重、中丸は明治天皇すり替え説を唱えているだけでなく、万世一系の天皇の歴史にも異義を唱え「古事記」や「日本書紀」に書かれていることがでたらめだとしています。


いずれにせよ、明治天皇すり替え説はかなり信奉者がおり、ネット上でも話題になっていて、面白い話ではあります。
今村佳岳 | 19:08 - -
偽史について
今日も題名のない「音楽会21」では亡くなった羽田健太郎の特集をやっていました。やはり羽田健太郎はクラシックからポプュラーミュージックまで精通した類い稀なるピアニスト、作編曲家であったと言えると思います。


初代司会者の黛敏郎は、憲法改正を唱えるなど保守派の論客として知られ、思想ではもっとも反対にある朝日新聞系のテレビ朝日の番組の司会をしていたのは不思議な気がしますが、おそらく番組が始まった当初は保守思想を全面に打ち出してはいなかったのだと思います。その後憲法改正や学校で君が代斉唱、国旗掲揚すべきだと朝日新聞と正反対の主張をし始めたとしても、そのことをもって番組を降板させる理由にはならなかったということでしょう。その点、羽田健太郎はどのような思想を持っていたかは分かりませんが、政治的な主張を全面に出していなかったので、テレビ朝日にとっては良かったのではないでしょうか。黛敏郎は番組の中で自分の思想的背景に基づいた企画をやろうとしたが、実現しなかったことがあるようです。


話は変わって、皆さんは「偽史」に興味はありますか?「偽史」とは、「正史」に対して異義を唱えるものです。「正史」とは内容が史実として正しいということではなく、政治的に決定された「正しい」歴史のことです。つまり国、権力者側がこれが「正しい」歴史だと決めた歴史のことです。「偽史」はそれに異義を唱えるわけですから、学校で習った歴史からは考えられないような奇説が見られます。源義経はチンギスハーンとなってユーラシアを征服した、聖徳太子は実在しなかった、日本には世界最古のピラミッドがあるとかはよく知られていますし、偽書である「竹内文書」や「秀真伝」など「古事記」「日本書紀」書かれていることに異を唱える古代史に関係ある奇説もあります。


その中で僕が最も面白いと思っているのが、明治天皇すり替え説です。これは、山口県にいた南朝の末裔の大室寅之祐が孝明天皇の皇子の睦仁親王にすり替えられ明治天皇として即位したというものです。非常に面白いので次週詳しく書きたいと思います。
今村佳岳 | 14:36 - -
追悼
今日題「名のない音楽会21」では先日亡くなった羽田健太郎の特集をやっていました。僕はこの番組をよく見ていましたが、この番組によって、今まで知らなかった音楽家や音楽の知識を知ることが時々ありました。この番組ではクラシックからポプュラーミュージックや民族音楽まで幅広く取り上げていましたが、これはひとえに羽田健太郎によるところが大であったと言えます。

羽田健太郎は桐朋学園でクラシックを学んでいましたが、大学卒業後はスタジオミュージシャンとしてポップスや歌謡曲のレコーディングに参加して、ドラマや映画の音楽を多数手掛けています。そんな幅広い活動から「題名のない音楽会21」の司会に選ばれたのは適任であったと言えます。作曲家としてはもちろんジャズなどピアノの演奏でも凄いものがあったと思います。


以前は作曲家の黛敏郎が司会をしていましたが、黛敏郎が亡くなってその後誰が司会になるかと思っていたら、司会になったのは武田鉄矢でした。しかし武田鉄矢はフォーク出身でクラシックを勉強しているわけではなかったので、司会としては相応しくなかったと思います。


羽田健太郎が亡くなったのは酒の飲み過ぎが原因だったようですが、酒を飲むことで素晴らしい音楽が生まれていたのでしょうか。

この後司会をする人は大変だと思います。クラシックからポプュラーミュージックまで幅広く知っている人でなければ難しいと思うので、それに相応しい人がいるのでしょうか。この番組が今までのような雰囲気を崩さず、今後も幅広く音楽を取り上げて欲しいと思います。
今村佳岳 | 23:31 - -
カフェ日記
市子嶋しのぶのカフェ日記である喫茶店が出ていましたが、僕も数年前にその店に一度だけ行ったことがあるのを思い出しました。その店は雑誌などには必ず載っているような有名な店なので、名前は知っていましたが、数年前にたまたま近くを通り、店に入ったわけです。それで、コーヒーの味ですが、過去僕が飲んだコーヒーの中でまずいコーヒーとして二番目に思い出される店です。

一番目は、十数年前に行った、名前は忘れましたが、都内某所にある有田焼のカップで飲ませる喫茶店です。たまたま入ったのですが、あまりのまずさにびっくりしました。そして、常連客がやって来てコーヒーを注文していたことにもびっくりしました。

そもそも世にある喫茶店はまずいコーヒーを出す店がほとんどで、旨いコーヒーを出す店は一割もないということを考えれば、まずいコーヒーを出す店は他にも行っているはずですが、記憶に残っている店としてまずこの二軒があがります。

もう少し詳しくカフェ日記に出ていた店のコーヒーについて書きたいと思います。注文してから出て来たコーヒーは、飲まなくても臭いからしてまずいと分かるもので、実際に飲んでみるとかなり濃いコーヒーで不快な酸味が口の中に広がるものでした。ミルクと砂糖を入れて味をごまかさなければ飲めないものでしたが、コーヒーが出て来た時に「砂糖とミルクを使いますか?」と聞かれ断った手前、後で頼むことも出来ず我慢して全部飲みました。砂糖やミルクを入れなくても飲める珈琲を出しているならともかく、砂糖やミルクを入れなくては飲めないようなまずいコーヒーを出している店は、客に砂糖やミルクを使うかどうか聞かずに、黙って砂糖とミルクを出すべきだと思います。

先程からコーヒーのまずさについて書いていますが、そもそもコーヒーは嗜好品であり、旨いまずいという基準はあくまでも主観的なものであることを承知の上で、それでも最低限の客観的基準はあると思っています。一番重要なのはコーヒー豆の鮮度です。コーヒー豆も肉や野菜などの生鮮食品と同じく、古くなれば、酸化してしまいます。腐った肉や野菜を使って作った料理はまずいのです。僕がまずいと言っているのは、酸化して腐った豆を使っているコーヒーのことです。そしてまずいコーヒーはまずいだけでなく、胃がもたれるなど体にも良くないのです。

コーヒーがまずいと書いたのは、僕の感想であって、特別その店に悪意があるわけではありません。


やはりせっかく店で飲むからには、美味しい珈琲を飲みたいものです。
今村佳岳 | 15:01 - -
地名について
僕の住んでいる広島県安芸高田市は、旧高田郡内の六つの町が合併して安芸高田市になりました。頭に昔の国の名前が付いているのは、新潟県の旧高田市、現在の上越市と区別する為です。


新潟県の高田は日本のスキーの発祥の地として知られています。明治43年に日露戦争に勝利した日本陸軍の研究の為に来日したオーストラリアの軍人レルヒ少佐は翌44年新潟県の高田にあった13師団を訪れ、その際自費で軍用のスキーを10台寄贈し、1月12日に軍人にスキーを教えたのが、日本でのスキーの始まりとなりました。当時のスキーは竿を一本だけ持って滑るスタイルで現在とは違うものでした。地元にはスキー発祥記念館があり日本のスキーの歴史が辿ることが出来るようになっているようです。


日本で高田と言えば新潟県の高田が最初に上がるので、全国にある他の高田も全て頭に昔の国の名前が付いています。陸前高田市(岩手県)、大和高田市(奈良県)、豊後高田市(大分県)といった具合です。この内豊後高田市は地元の商工会議所などが中心となって、寂れていた町を「昭和の町」 として蘇らせ、観光客が大幅に増えて、活気があるようです。合併しても全然活気のない安芸高田市とは大違いです。



合併して安芸高田市になったように、国の政策による平成の大合併によって全国に新しい市や町が誕生しましたが、新しい市や町の名前にはおかしな名前のものが見受けられます。


例えば、西東京市。ここは旧保谷市と旧田無市が合併して出来たのですが、どこがおかしいのでしょうか?西東京と言うからには、東京都の西部になければならないと思いますが、実際には東京都の中央よりやや東にあります。それなのに何故西東京市と言うのでしょうか?これは23区の西側にあるから西東京市と名付けたのだと思いますが、それでは東京都は23区だけが東京都であって八王子や奥多摩などは東京都ではないと言わんばかりです。おかしな話です。



例えば四国中央市。四国の中央にはありません。おかしな話です。



群馬県のみなかみ町は三つの町と村が合併したのですが、漢字で水上町とせずに何故ひらがなとしたのでしょうか?旧水上町以外の町と村が水上町に吸収合併されたような印象を与えるので、漢字で水上町とすることに反対したものの、水上と言う名前は全国的に知られている為、ひらがなでみなかみ町とすることに落ち着いたのではないでしょうか。



ひらがなの名前の市や町はおかしな名前が多いように思われます。その他には合併した二つの町の頭文字を取って名前にしたものなどがありますが、名前の付け方が安易過ぎます。本来地名はその土地の歴史や伝統に根差したもので、その土地固有の名前でなければならないと思います。



昭和の大合併の時に各地に昭和町が生まれましたが、昭和に合併した町は全て昭和町と名乗る権利があることになり、おかしな話です。これは、例えば関東地方にあるから関東町と名乗るようなもので、関東地方にある町は全て関東町と名乗る権利があるのでおかしなことになります。



広島県は全国で最も合併が進み市町村の数が少なくなったのですが、合併によっていくつかおかしな名前が生まれたました。安芸太田町、北広島町などです。


どうでもよいこと言ってしまえばそれまでですが、僕はおかしな地名はやはり気になります。
今村佳岳 | 00:08 - -
「自分の店」について
先週曲を作るシーケンスソフトがおかしくなったと書きましたが、依然としてどうやったら直るのか分からず問題は解決してません。パソコンの調子も若干おかしいので、もうこうなったら誰か専門的に分かる人にでも見てもらわないと解決出来ないかもしれません。


そんな話はさておき、皆さんは「自分の店」を持っていますか?「自分の店」とは自分が経営している店のことではありません。自分が本当に気にいってよくその店に通っていて、店の人からも常連として認識されているような店のことです。そのような店は人にあまり教えたくないものですが、僕は東京にいた時には「自分の店」と呼べる店が4軒ありました。ラーメン屋1軒、蕎麦屋1軒と珈琲屋2軒です。ラーメン屋と蕎麦屋は近所にあったので本当によく行っていましたが、ただ近くにあるというだけではそんなに通いません。どちらの店も味が良いことはもちろんですが、こだわって作っているはずなのにそのことを自慢するでもなく、本当に入りやすい店で、いつも常連客で溢れていました。僕が行った時にはサービスもよくしてくれました。特に蕎麦屋のサービスは凄いものでした。僕が注文するのは、冬はたぬきそばの大盛り、夏は冷やしたぬきそばの大盛りがほとんどでした。もちろん他のものも頼まないことはないのですが。大盛りを注文しているにもかかわらず、ご飯も出してくれ、お新香はもちろんのこと、メニューにない煮物や、味噌汁の中には餅が入っていたりして、毎回のように食べ切れないぐらい出してくれるのです。でもせっかく出してくれたものを残すのも申し訳ないので、全部食べていました。ですから、いつも食べ終わった後はしばらく動けない感じでした。その店の良い所は他にもあって、テレビでマラソンや駅伝中継をやっている時はそれにチャンネルが合わせてあることです。家で中継を見ていて、コマーシャルになったらその蕎麦屋に急いで行き、食べ終わってコマーシャルになったら、急いで家に帰って続きを見るようなことをしていました。そんなに素晴らしい蕎麦屋も娘が手伝ってはいるものの、店の主人は70歳ぐらいで跡を継ぐ人もおらず、後十年店がもつかどうかという状態なので、残念でなりません。ラーメン屋の方も子供がいないので、何十年後にはなくなってしまうかもしれません。できれば、僕が生きている限り店が存続して欲しいものです。


珈琲屋の内1軒はサービス業として凄いものがあります。一度来た客のことをちゃんと覚えていることです。珈琲の濃さが三種類あり、僕はいつも少し濃いめを注文していましたが、濃いめといちいち言わなくても濃いめの珈琲が出てくるのです。砂糖やミルクを使う客には黙っていても砂糖とミルクが出て来るし、使わない客には出さず、タバコを吸う客には灰皿が出て来て、吸わない客には出て来ないといった具合で、間違うことがないのです。そんな店なので、出てくる珈琲が美味しいことは言うまでもないことです。


実家に戻ってから困っているのは、近くに美味しいラーメン屋、蕎麦屋、珈琲屋がないことです。 ラーメンはこちらは豚骨か醤油豚骨がばかりであっさりした味のラーメンがなく、蕎麦屋に至っては美味しい店どころか、蕎麦屋自体滅多にありません。珈琲屋は広島市内には何軒かなかなか美味しい店がありますが、どの店も何か足りない点があります。


なので、今こちらでは「自分の店」と呼べる店はありません。「自分の店」がないのはとても淋しいのですが、「自分の店」を持つことはなかなか難しいと改めて感じます。味が良ければいいという訳でもなく、むしろ味はいまいちでも何度も通ってしまう店もあります。



皆さんは「自分の店」をお持ちですか?
今村佳岳 | 12:02 - -
曲作りの途中で
昨夜パソコンで曲を作っていて、作業を終了する為にデータを保存しようとしたら、「ファイルが生成できません。」と表示が出てデータの保存が出来なかったので、とりあえずデータを保存せずに終了しました。その後またソフトを立ち上げましたが、依然として「ファイルが生成できません。」と表示が出てデータが保存出来ないままです。しかも、ソフトに内蔵されている音源が使えない状態になってしまいました。どうして良いか分からず、ネットで調べていたら、ソフトを再インストールしたら問題が解決することがあるとあったので、インストールを試みましたが、インストールも出来ない状態です。僕の回りには詳しい人がいないので、どうして良いか本当に困っています。未だに解決してません。そんなこともありブログを書くのが遅くなってしまいました。

僕は曲を作るのにはMacを使っていますが、今仕事ではWindowsを使っていてやはりずっと使っていたWindowsの方が慣れていて、正直Macのことはあまり分からないという所が本音です。僕も音楽を作っていなければ、Macを使うことなどなかったと思います。一般的にもやはりWindowsを使う人の方が多いと思っていましたが、今日知り合いから聞いた所によれば、最近Macの売上が飛躍的に伸びているようです。最近CMを頻繁にやっていますし、その影響も大きいのでしょうか。

元々僕はアコースティックギター一本だけでやるような音楽が好きでいろいろ機材を使ったりすることがなく、元来機械には弱いのですが、音楽を作るようになって仕方なくMacを使い始めたといった感じです。身近に教えてくれる人がいれば、理解も速まると思いますが、Macで音楽を作る人あまりはいませんね。誰か詳しい人がいたら色々教えて欲しいです。


すみません。今回は今僕が曲作りで困っていることばかり書いてしまいました。来週までには問題が解決出来ていると良いのですが、、、
今村佳岳 | 23:16 - -
ありえない出来事
劇団に長くいると普通ではなかなか経験出来ないことに遭遇することがあります。先週日曜日に『大自然』の本番を見た後の飲み会の席で亀岡と話をしていたら.昔起こった出来事の話になり、亀岡に「今村さんはブログで昔のエピソードを書くことになってるんだから、そのことをブログで書いて下さいよ。」と言われたので、その出来事について書きます。

以前こんなことがありました。

『マイケルリラクゼーション』と言う公演の稽古中の出来事です。稽古は本番をやった中野のポケットのとなりにあるmomoの地下の稽古場でやっていました。稽古が終わってみんなが服を着替えていると、米田弥央がジーパンがないと言い出しました。みんなで探したが見つかりません。当時既に泥棒と劇団員全員から認識されていたある劇団員を問い詰めたら「盗んでいない。」と言ったのですが、よく見たら結局その劇団員がそのジーパンを履いていました。その劇団員は「間違えて履いただけだ。」と言っていましたが、どう見ても米田とはサイズが違うので、もし間違ってジーパンを履いてもすぐに気付くはずです。間違って履いたままずっと気付かないことなど万に一つもありえないことです。まあ実際の所はどうだったのかは本人にしか分からないことですが。

このようなことは劇団に長くいても滅多に経験出来ないことです。カムカムに長くいたので、遭遇した出来事だったと言えます。

そんな話はともかく、今回の公演は今までのカムカムにはない公演だったと思います。芝居の中で僕が作った曲が使われていましたが、その使われ方も今までと違った物がありました。「柿の種」の歌は当初伴奏無しで歌うということだったので、練習用にギターの伴奏を打ち込みで作り、その伴奏に合わせて僕が歌った物を録音して送ったんですが、結局本番でもそれがそのまま使われていました。あくまで練習用として作ったので、僕も凄く軽い気持ちで歌っていてまさか本番でも使うとは思っていなかったのです。本番で使うと分かっていれば、もっとちゃんと歌ったのですが。

それにしても、今は凄く便利になりました。僕が劇団で曲を作り始めた十数年前は、自分で作った曲を録音した物をパソコン上に保存して、それをメールで人に送ることなど考えられないことでした。作曲するにしても初心者でも簡単にすぐ出来るパソコンのソフトもあるので、誰でも簡単に曲が作れるようになりました。
今村佳岳 | 12:31 - -
ぜひ
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今日大自然見ました。昨日のマチネも見ました。とても面白いので、みなさん何を差し置いてもぜひ見に行って下さい。この写真に写ってる男はカムカムの劇団員の亀岡です。劇団員にもかかわらず、本番の手伝いにも来ず、打ち上げにも参加してなかったので、僕が電話で呼んだら途中から打ち上げに来ました。
今村佳岳 | 00:45 - -
いよいよ
27日からカムカムの公演が始まりますので、みなさんぜひ見に行って下さい。
それから訂正があります。先週長野マラソンのテレビ中継をやってないと書きましたが、実は中継をやっておりました。例年はNHKで午前中に中継しているのに、今年は午前中にやってなかったので、今年は中継しないものと思いこんでしまったのですが、後で新聞のテレビ欄を見たらNHKで午後に中継をしていました。結果はどうだったかというと、僕も知らないケニア人の選手が優勝していて、タイムも2時間10分を切れなかったし、練習の一貫として出た日本記録保持者の高岡寿成が2時間15分台で7位になるなど、やはり福岡国際などと比べて少しレベルの低いレースであることが分かります。
さて27日から始まるカムカムの「大自然」ですが、場所は吉祥寺シアターです。吉祥寺シアターは以前客演した時に舞台に立ったことがあるし、カムカムの稽古で吉祥寺のスタジオをよく使っていたこともあり、吉祥寺という街は僕にとってとても懐かしい街であり、好きな街の一つでもあります。
吉祥寺にはいろいろ良いお店がありますが、なかでもなかなか良い喫茶店が何軒かあります。今からいくつか紹介したいと思います。
まずは丸井の横の道を井の頭公園に向かって歩くと通りの左側の雑居ビルの2階にある武蔵野珈琲店です。この店は市子嶋しのぶのカフェ日記でも紹介されていました。ここでカフェ日記に書かれていなかったことを書きましょう。この店のマスターは以前アンセーニュダングルの原宿店でマスターをしていた人で、アンセーニュダングルは二年ぐらい寝かせた生豆、オールドビーンズを焙煎することで有名なコクテール堂の豆を使っていて、コクテール堂の豆を使っている店は美味しい珈琲を出す店として知られています。なので、武蔵野珈琲店の入れ方はアンセーニュダングルなどのコクテール堂系の店と同じくネルドリップで、しかもブレンドは10人分ぐらいをまとめて入れ、注文が入る度に温めて客に提供しています。コクテール堂系の店では入れた珈琲はしばらく置いていた方が味が落ち着くということでそうしているようですが、珈琲が入れたてでなく、温め直すことで珈琲の香りが飛んでしまい、珈琲が若干煮詰まったようになってしまう所が欠点だと思います。入れたてを温めずにそのまま出せばもっと美味しくなると思うのですが。それから、2年ぐらい前に行った時に抹茶ケーキの試作品を常連客に食べさせて感想を求めていたので、今ではマスター手作りの抹茶ケーキがメニューに並んでいるかもしれません。ちなみに珈琲豆はコクテール堂でなく、神戸の萩原珈琲を使用しています。それからアンセーニュダングル出身の人がやっている珈琲屋は、トロワシャンブル(下北沢)やトロワバグ(神保町)など都内などに何軒かあります。
次の店は吉祥寺駅の井の頭公園口を出て駅に面した右側の地下にあるSTONEです。この店は照明が薄暗く、駅前の喧騒が嘘であるかのようにとても静かな店です。吉祥寺駅前にこのような店があるのはとても貴重です。ここはコクテール堂の豆を使っていて、やはりブレンドはまとめて入れているので、入れたてでないところは欠点です。ケーキの種類が多く、ただ業務用の物を出しているようでもなく、かといってそこで作っているようでもないので、どこかのケーキ屋にでも頼んで作ってもらっているのかもしれません。
それから、駅の反対側には人形劇団の結城座が経営しているくぐつ草があります。ここもコクテール堂の豆を使用しているので、珈琲の味はSTONEに似ていますが、スパイスから作るカレーが有名で、珈琲だけを飲みに行った時には店内に充満しているかなりきついスパイスの香りが気になってしまうのが欠点です。ただ珈琲を飲むだけなら、STONEに行った方が良いと思います。
次は駅の北口を出て吉祥寺シアターとは反対の方に歩き、中道通りをまっすぐ進んで右側に折れたところにある多奈可亭ともう少し先を右側に折れたところにある多奈可亭パート2です。ここはケーキの種類が多く、美味しいことで有名で、以前は珈琲も自家焙煎した珈琲をネルドリップで丁寧に入れたとても美味しい珈琲を出していました。しかし3年ぐらい前に行ったら、自家焙煎をやめて焙煎業者から仕入れた豆をペーパードリップで入れていて、珈琲の味が落ちていました。珈琲目当ての客もかなりいたと思われるので、珈琲の味が落ちてしまったのは残念でなりません。
その他の店としては、以前市子嶋しのぶのカフェ日記で紹介されていた花仙堂がありますが、サイフォンで入れる珈琲はあまり僕の好みではありません。銀座の椿屋珈琲店や新宿の面影屋珈琲店と姉妹店のようなので、椿屋や面影屋が好きな人は行ってみると良いかもしれません。
まだ他にも喫茶店は沢山ありますが、僕が知っている紹介出来る店はこれくらいでしょうか。
ここで紹介した店は、いずれも美味しい珈琲を出していますが、遠くからわざわざ珈琲だけを飲みに行く価値のあるような珈琲ではないので、珈琲の味にうるさい人がわざわざ飲みに行ってもびっくりするということはないと思います。なので、カムカムの公演を見に行った時など近くに来たついでに寄ってみるぐらいの感じでいいと思います。
27日から「大自然」が始まりますが、何曲か僕も曲を作っていますので、是非見に行って下さい。それから劇場に行く前には喫茶店に寄って珈琲でも飲んでゆっくりしてみて下さい。
今村佳岳 | 12:46 - -
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